『すべてのお皿に牛肉を』

フィソロフィ

ゆっくり行く者は遠くまで行く
Ceux qui vont lentement vont loin

小学生卒業文集で書いた将来の夢が料理人。
尊敬する二人の祖父が職人であったこともあり、その背中姿に憧れた少年時代。
その少年時代にテレビの中で見た白いコックコートに高いコック帽、そこで自分の将来の夢が決まった。
外国に興味を持ち、西洋音楽や現代美術に通じる様なリテラシーの高い料理人になろうと。
あとはただただ夢中になるだけの簡単なことである。

どうして牛肉料理専門店なのか

33歳にして最初の店を営んでいたが、長年フランス料理に徒事していると牛や豚や鶏、魚介類はもちろん、仔牛、仔羊や鴨、うさぎ、鳩、ジビエなど色々な食材を扱ってきましたが、思いの他牛肉って知らないなと気づいた。
トウガラシってなんだろう?
センボンスジは?どんな部位で適した料理法は?
勉強のやり直しと思い、一度自店をクローズさせて「餅は餅屋」「肉は肉屋」という事で、老舗精肉会社に再就職し、再発見する。
途中コロナ禍もあり丸5年をかけ、新たな知識を深め51歳にして牛肉料理専門店を再オープンする。

MIYATAでの主な畜種

松阪牛

全国各地から高級銘柄の黒毛和種子牛を買い入れ、三重県松阪市及びその近郊で肥育された牛。
日本三大和牛の一つであるとも言われ「肉の芸術品」の異名を持ち、霜降り肉になっているのが特徴。

みかわ牛

三河地域を中心として愛知県全域で生産される黒毛和種。
認定農場で1年以上肥育し、県内の3食肉市場へ出荷された、肉質等級4等級以上の高品質のみが認定。

あいち知多牛

愛知県南西、内海に囲まれた穏やかな知多の風土で育生。
父は黒毛和種、母は乳用種から生まれた交雑種。
柔らかな甘みのある肉質と味が特徴的。

US牛

アメリカ産の牛肉は穀物肥育で育てられている為、程よくサシが入り、肉の臭みも少なく肉質が柔らかい。

 

MIYATAでの主な使用部位

ザブトン

美しいサシと肉の旨みが両立
あばら骨近くに位置する部位。脂の甘みと繊細な香り、濃い旨みが詰まっている。やや弾力を感じる歯ごたえ。

ミスジ

きめ細かな肉繊維と上品なサシ
かたの一部で肩甲骨の裏側にあたる部位。真ん中に一本の筋が通る様はまるで木の葉のよう。
サシが多い見た目に反して味わいはさっぱりとしており、むしろ赤身のコクと風味がしっかり感じられる。肉質は柔らかく非常にきめが細かい。

クリ

赤身と細かなサシとのバランスが絶妙
肩から前脚上部にかけての部位。少し丸みを帯びた三角形をしているところから肩サンカクとも。歯ごたえはしっかりしているが、味わいはさっぱり。程よい風味があり、さわやかな味わいで心地よい。

トウガラシ

赤身肉の旨味を凝縮した味わい
かた (うで) の一部で肩甲骨の近く、名前の由来は部位の形がトウガラシに似ているところからきている。
サシがあまり入らない、赤身のコクが強く感じられる味わい。

リブロース

美しい霜降りと滑らかでとろける舌触り
特にサシが強く入る部位、味もこってりと濃厚で甘味が強く、インパクトのある部位。

サーロイン

牛肉界の王様、ナイト称号を持つ
牛の背中から腰のあたりにかけての部位。
サシをたっぷりと含んだきめ細やかな肉質で脂の甘みが力強く広がる。

フィレ

さっぱりとした赤身肉なのにふわりと柔らかい
牛の腰の奥のほう脊椎の下部に沿っている細長い部位、ほとんど動かさない筋肉なので赤身肉なのに非常に柔らかくクセがまったくないさっぱりとした味わい。

シャトーブリアン

きめ細やかな肉質と高貴な香りの「肉の貴婦人」
フィレの中でも中心部分に位置する、もっとも肉厚で肉質がよい部分。
舌触りはあくまて滑らかで、ひと噛みすれば全く抵抗のないふわりとした食感。

カイノミ

バラ肉と赤身肉の良さを兼ね備えた肉
バラ肉とフィレ肉の互いの良いところを織り交ぜた特徴をもつ、脂の濃厚な甘みがありながら決してくどくない。

ランプ

適度なサシと赤身の濃厚な旨み
適度にサシが入り、滑らかな肉質を持ち、かつ赤身の良さもある。
濃厚でいかにも肉らしい味わいと歯応え。

イチボ

ほどよく脂肪が入った肉々しい赤身肉
そとももにつながるお尻部分の肉。名前の由来は牛の臀骨がH型をしているところから。
風味が濃厚で赤身らしい肉々しさがある上サシが入りやすい部分。

シキンボ

繊維質で弾力のある歯応えの赤身肉
後ろ脚の外側部分である「そともも」は牛の体の中でも最も筋肉が発達している所。
サシはわずかしか入らず、肉色は薄い桃色をしている。
肉質は硬く、噛み締めると弾力を感じるが、赤身ならではの濃い味わい。

ハバキ

コクのある赤身肉、意外なほどな柔らか
そとももの一部で「ヒラメ筋」などと呼ばれる部分。そとももの部位の中では最も柔らかく、サシの少ない見た目に反してソフトな歯ごたえで、それでいて赤身らしい深いコクはしっかりと感じられる。

センボンスジ

ゼラチン質が多く味わい深い肉質
ハバキの中に入っている部位。千本の筋で出来ているような筋張った肉で、断面を見れば細かい筋肉が複数に入り組んでいる。
ゼラチン質が豊富、肉質は硬くない。

トモサンカク

赤身肉ながらサシも多い
うちももの下部にある大きな球状の肉を「シンタマ」「マル」と呼ぶ。
その一部で名前の通り三角形をしている部位。
しっかりとサシが入り、脂の濃厚な旨みがあり、赤身のコクも強く感じられる。

シンシン

柔らかく風味溢れる味
「シンタマ」「マル」の芯ということでシンシン。
サシの多くない赤身肉ではあるが、食感は柔らかく肉質もきめ細かい。
上質な風味に溢れ、程よいコクと肉の甘みが感じられる。

タン

牛一頭当たりから約1kgほどしか取れない希少部位
タンはタン元・タン先・タン中・タン下と4つ分けられ、それぞれ特徴があり、それに適した料理法がある。

ハチノス

牛の4つある胃袋の中の第二胃袋
柔らかいが歯応えのある独特の食感。
名称は見た目ハチの巣に似ているところから。

ホホ

ゼラチン質たっぷり
よく動かす筋肉なので肉質は硬いが、ゼラチン質を豊富に含んでいるので煮込み料理に適している。

テール

噛めば噛むほどにじみ出てくる旨み
筋肉質で筋が多く硬い肉質だが、ゼラチン質が豊富なため、噛めば噛むほど旨みが溢れ出てくる。

 

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